生命保険と年金





生命保険とは、死亡・障害・疾病・老齢化などの生命と身体をめぐって生じる事故に備えることで、前もって経済的に準備しておく制度が「生命保険」です。生命保険では、保険者が保険契約を結びます。「保険契約者」とは、保険者との間に契約を結んだ人のことをいいます。そして生命または、身体に保険がつけられているものを被保険者と呼びます。保険金はこの被保険者にもしものことがあると支払われるということです。そして保険金を受け取る人のことを保険受け取り人と呼びます。

生命保険会社は、保険者としての責任を負います。生命保険会社は組織形態によって、相互会社と株式会社に分けられるということです。生命保険会社の主な業務では、新契約募集業務・危険選択業務・保険料収納・保全業務・保険金支払業務・資産運用などがあります。そして会社運営については、保険業法・商法などにより規制されているということがあります。



年金とは、年金法ですべての国民を対象にして老齢や障害・死亡などに関しての必要な給付を行うというものです。健全で国民生活の維持や向上に寄することなどを目的としています。支払義務は、20歳から60歳未満の国民は、基礎年金としての国民年金に強制加入となって、これによって、職業・職場に関係なく、最低限の基礎年金が受けとれるということです。

日本では、公的年金として3種類の年金制度があるということです。「国民年金(基礎)」では、自営業者や農林業者を対象とするもの、「厚生年金」では、民間のサラリーマンを対象とするもの、共済年金では、公務員などを対象とするものがあります。

そして、国民年金基金とは、国民年金に上乗せする公的な年金制度です。自営業やフリーで働く人がサラリーマン並みの年金を受けとることができるようにする公的な年金制度です。自分の収入に合わせて設計できますので、将来受け取る年金を確実に増やすことができるというものです。そしてサラリーマンは、厚生年金の上乗せ分がありますが、それ以外の人は自分で上乗せ分を用意しないと生活の基礎部分の年金しか受給できなということです。