生命保険と生活設計





生命保険文化化センターが発行した「生活保障に関する調査」では、「生活設計がある」と答えた人が全体の1/3ということで、この調査によれば被雇用者や自営業者よりも大企業被雇用者や公務員に多く、年収や金融資産が高くなればなるほどに増えているといいます。年代的に多い年代では、50歳代で次は40代、30代と続いているようです。年収では700万円以上、職業別では大企業被雇用者という結果です。

この結果では収入が安定していて、資産がある人ほど「生活設計」を積極的に行っているということです。生活が不安定な人ほど「生活設計」はないと答えているということです。

「生活設計」を立てない理由についての調査では、「経済的な余裕がないため」と答えた人が一番多いということで、これを理由に挙げた人は、30代で「中小企業被雇用者」、そして大都市よりも小都市在住の人が多いということです。



次に多いものが「将来の見通しを立て難い」ということで、10代で学生、50代の「大企業被雇用者」「大都市在住」に属する人たちであるようです。その次には、「何とか暮らしていける」が多く、60代や公務員、それに群在住の人が多いということです。また、収入・資産額の多い人も「暮らしていけるから」と答えているといいます。

「生活設計」は余裕は裕福な人の特権だともいえるようで、「余ったお金をどうするか?」というようなイメージがつきものだといいます。現在の生活が精一杯な状態では、「将来のことなど考えることなどない・・・」ということが本音であるようです。

考え方を変えれば「家計の見直し」や「ほしいものと貯蓄のバランス」などを考えて、現在の困窮から抜け出していくということも「生活設計」の一つであると考えます。そういうことから、現在の不安が軽くなっていくということも考えられるのですね。

余裕のある人もそうでない人も、今後10年間の収入と支出額だけでもチエックしてみることができるのですが・・・。「将来のことを考えて、きっちりとお金の計画を立てて生活した方がいい」、といわれてもほんとうにきっちりと「生活設計」のできている人はどの程度いるのでしょうか?